今回はお子さんの歯並びのご相談で一番多い「歯並びがガタガタ!」「歯が重なって萌えてきた」について一緒に考えていきましょう!

子供の歯並びが心配
お子さんをきれいな歯並びにしてあげたいパパママ必見ですよ!
あなたは子供の歯並びが悪くなるのはどうしてだと思いますか?遺伝?それとも別の原因があると思いますか?
答えはとっても単純です。

答えは簡単!「スペース不足」だよ。
歯の大きさに対して顎が小さいと歯が並びきれずに重なったり曲がったり・・・
今回は「子どもの歯並びが悪くなる原因」のお話しです。
子どもの歯並びは遺伝?

結論からいうと遺伝も原因の一つです。
見た目や体質が親子で似るように、骨格や顎の大きさ、成長、歯の大きさなども「遺伝」の影響を受ける部分です。
「私も歯並びが悪くて…」「主人も子どもの頃、矯正してたから…」と言うパパママさんもいらっしゃると思います。
では、歯並びは全て「遺伝」で先天的に決まっているのでしょうか?
答えはNOです。
歯並びは何が影響してる?
最初にお話ししたように歯並びが悪くなるのはスペース不足=歯の大きさに対して顎が小さいことが原因です。
ということは、歯並びは「歯の大きさ」と「顎の大きさ」によって決まるということです。
お子さんの歯並び相談にいらっしゃるパパママさんも、そのことは何となく分かっているので「うちの子顎が小さくて・・・」「萌えてきた大人の歯が大きいんですよ~」と相談されることもよくあります。
ただ、もう一つ「頬や唇、舌の力」が大きく影響していることはあまり知られていないように思います。このお口の周りや舌の筋肉は赤ちゃんが産まれてからの哺乳や離乳食の与え方や日常の生活習慣で変わってきます。
歯並びを決める【3つの要素】
- 歯の大きさ
- 顎の大きさ
- 頬や唇、舌の力
では、この3つの要素は遺伝(先天的)でしょうか?遺伝ではない(後天的)でしょうか?
ちょっと考えてみてください‼
【3つの要素】は遺伝?遺伝ではない?

いかがですか?
答えはこちら👇
- 歯の大きさ=遺伝(先天的)
- 顎の大きさ=両方(先天的+後天的)
- 頬や唇、舌の力=遺伝ではない(後天的)
つまり、 歯並びは全て「遺伝」で先天的に決まっているわけではなく、「遺伝ではない」後天的な生活習慣や食生活も大きく影響しています。
遺伝は3割⁉歯並びの7割は生活習慣や食生活で決まる

遺伝が大きく影響していると思われがちな子どもの歯並びですが、以外にも遺伝の影響は3割程度と言われています。
そして残りの7割は生活習慣や食生活の影響によるものです。

歯は「頬や唇と舌の力の中間に並ぶ」よ。
唇の力が弱くお口がポカンと開いていると歯が前に出てきたり、舌の力が弱いと上あごが広がらずV字のような歯並びになったりすることも!
▼「NHK生活情報ブログ」のこちらの記事も参考にしてください
では、具体的にどんな「生活習慣」や「食生活」が歯並びに影響するのかみてみましょう。
歯並びに影響する「生活習慣」
何気ない生活の中にも、癖や姿勢など歯並びに大きな影響を与えるリスクが潜んでいます。
お子さんは無意識でやっていることがほとんどですので、パパママさんが早めに気づいてあげられるといいですね!もしこのような悪習癖があることに気づいたら優しく声をかけ、やめられるように導いてあげてください。
食事中の姿勢も歯並びやお口の成長に影響を与えます!
子供の成長に合わせて
調整できる椅子が
\おすすめ!/
足を置く台があって、成長に合わせて高さや奥行が調整できるものがベストですよ!
歯並びに影響する「食生活」

現代の食事はやわらかく、力をかけなくても嚙み切れるものが多いです。
繊維質の多い野菜や噛み切りにくいお肉を食べやすいように小さく刻んだり、やわらかく煮込んだり…実はそれが歯並びを悪くする原因になっている場合があります。
食べやすいように手をかけることで「噛む」「嚙み切る」ことが少なくなります。その結果、顎に刺激が伝わらず顎が十分に発達しないということになってしまいます。
▼詳しくはコチラ
歯並びは心と体にも影響します!

もしかしたら「歯並びが悪くても生活に困らないし」「歯並びの悪い人は沢山いるし気にしなくていいんじゃないかな?」と思う方もいるかもしれません。でも、本当にそうでしょうか?
歯並びが悪くて思いっきり笑えない、笑う時口元を隠す癖がついているという方もたくさん見てきました。
歯並びが及ぼす色々な影響や可能性を考え、お子さんが小さいうちから気を付けてあげることで歯並びが悪くなるリスクを少しでも減らせるといいですよね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。