プレママ&授乳中ママへ~口育士ママが授乳期にお口を育てるポイント教えます!

子供の歯並び

お口を育てるのに早すぎるということはなく、早くから育ててあげられると良い事がたくさんあります。

最初の記事(まだ読んでいない方は読んでからコチラの記事を読むとスムーズです)でも書きましたが「授乳期からお口を育ててあげられると、とってもいいんだよな~」ということで、今回は「授乳期」のお口を育てるポイントについてまとめます。

この記事を読んでわかること

・授乳期にお口を育てるために気を付けること

・授乳期に適した姿勢

・赤ちゃんのおしゃぶりや指しゃぶりはOK

・スパウトマグは使わないほうが良い理由

授乳期は舌と口まわりを鍛える時期

生後すぐ始まる「授乳」は赤ちゃんとママの大切なスキンシップの時間です。そして、原始反射からスタートする「授乳」は舌の発達と吸うことによる口まわりの筋肉(口輪筋)を鍛える時期です。

くまこ
くまこ

原始反射ってなに?

ことり
ことり

生きるために備わっている反射だよ。

くまこ
くまこ

赤ちゃんがおっぱいやミルクを飲むみたいな?

ことり
ことり

そうだね!それは哺乳反射っていう原始反射だよ。

哺乳反射(ほにゅうはんしゃ)って?

唇に乳首などが触れると首を回す(探索反射)、口に入ってきたものを強く吸う反射(吸啜反射)、乳首が口に入るとくわえる、おっぱいを飲む込む(嚥下反射)など一連の原始反射をまとめて「哺乳反射」といいます。

可能であれば母乳で。哺乳瓶を使う場合は穴の小さいものを選ぶ

授乳期=吸うことによる①舌の発達と②口輪筋を鍛える時期

哺乳瓶より母乳のほうが口輪筋を使うので、可能であれば母乳をおススメします。

もちろん絶対ではありません!!

哺乳瓶を使う場合はニップルが重要になってきます。吸いずらそうだからと安易に穴のサイズが大きい物を選ぶことは避けてください。

ニップルの穴のタイプは「丸穴」と「クロスカット」が主だと思いますが、基本は「クロスカット」をおススメします。吸った分だけミルクが出てきますので母乳に近い哺乳力が鍛えられます。

また、母乳の場合も出過ぎる場合は注意が必要です。吸うことが大切ですので、赤ちゃんがむせたり、吸わなくても出るようであれば少し搾乳してから授乳するようにしましょう。

・可能なら母乳(出過ぎる場合は搾乳してから授乳)

・哺乳瓶のニップルは「クロスカット」の穴がおススメ

ことり
ことり

うちの子は二人とも母乳だけど、歯並びが少し悪くて矯正したよ。

くまこ
くまこ

母乳だったら口輪筋が鍛えられるんじゃないの?

ことり
ことり

たくさん母乳が出る人は搾乳したほうがいいって知らなかった・・・。

哺乳瓶おススメNO1は「大塚製薬ビーンスターク」赤ちゃん思い広口タイプ

お口を育てる観点からおススメできる哺乳瓶は

大塚製薬の「ビーンスターク赤ちゃん思い広口トライタンボトル」です。

▼口育士ママが「お口を育てる」観点からおススメ!「赤ちゃん思い広口タイプ」

ビーンスタークのニップルは「クロスカット」で、舌を動かす筋肉の活動量は母乳より多いという研究結果もあります。授乳期に使うべき口輪筋や舌の発達を促すのにぴったりの哺乳瓶♪

そして、助産師さんが全面協力して哺乳瓶を「徹底比較」したこちらのサイトでも1位という結果でした!

素材やお手入れのし易さもポイントが高く評価されています。

授乳期の姿勢

授乳期の姿勢で大事なのは首が座るまではいわゆる「Cカーブ」になるように抱っこするということです。

授乳時も赤ちゃんの頭が後ろに反り返ったり(後屈)しないように気を付けましょう。

引用:おやすみたまご本舗

「おやすみたまご」や「授乳クッション」を上手に使うと授乳時もCカーブの姿勢を維持しやすいです。

▼楽天レビュー★4.2以上 助産師さんも推奨「おやすみたまご」自然なCカーブを再現

授乳期の指しゃぶりはOK!!

赤ちゃんはママのお腹の中で自分の手や足の指をしゃぶりをすることで初めて自分の体の存在や形を認識します。舌の感覚は体の中でも感覚が鋭く、その刺激が脳を育てます。

産まれてからもしばらくは同じです。指やタオル、おしゃぶりなどをチュッチュと吸うことで脳の発育につながり原始反射から離乳へ移行する準備ができます

授乳期の指しゃぶりは問題ないので無理にやめさせないようにしましょう。

さらに歯が生えてくる頃には歯固めを使用することは良い刺激になりますのでおススメです♪

※指しゃぶりは歯並びに大きく影響するので追々くわしく書きます。おまちください。

スパウトマグやストローマグを早いうちから使うのはNG

スパウトマグは離乳食を開始するとされる5~6ヵ月くらいから使用可能とされ「乳首以外のものから水分を摂る練習をするのに適している」と推奨している場合がありますが、お口を育てる点において使わない方が良いです

スパウトは、哺乳瓶のニップルを大きくしたような飲み口になっています。

主にプラスチック製のものが多く、赤ちゃんが水分を取るときに、マグを傾けると穴から水分が出てくる仕組みです。

スパウトは硬く舌で吸い上げて飲むようには作られていませんので、かえって低位舌(ていいぜつ)を招くこともあります

また、早い時期にスパウトやストローで飲ませると大人と違いお口の奥まで入れて吸うため原始反射である乳児嚥下が残ってしまいます

ことり
ことり

乳児嚥下と成人嚥下では使う筋肉や舌の動きが違うよ!

原始反射から離乳へ移行していく大切な時期に、その過程を妨げることになってしまいますので注意が必要です。

この時期はあせらず、母乳や哺乳瓶を使うようにしましょう!

スパウトやストローマグは完全に「成人嚥下」=大人と同じように食べて飲み込めるようになってからであれば問題ありませんが、早い段階での使用はやめた方が良いでしょう。

授乳期はスキンシップも大切にしつつお口を育てる

いかがでしたか?授乳期からお口を育てることが後々に影響を与えます。

神経質になり過ぎてストレスを抱えるのはよくありませんが、知ってさえいれば実行するのはそれほど難しくないかなと思います。

それでも上手くいかない・・・たとえば、哺乳瓶のニップルですが吸う力が弱い新生児のうちは上手く飲めずに焦るかもしれません。そんな時は丸穴タイプなど、もう少し出やすいものからスタートして、クロスカットに変えていくなど赤ちゃんやママのペースも大切にしてください

月齢だけにとらわれることなく、赤ちゃんの成長に合わせていくことが大事ですよ♪

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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