こんにちは。まるです。
今回ブログを始めるにあたって何を発信しようか考えた時に私の知っていることは「歯科衛生士として25年以上」働いてきた知識や経験、そして中学生と高校生になる2人の「子供を育ててきた」経験が一番かなと思いました。
突然ですが皆さんはご自身の口についてどれくらい知っていますか?
学校ではくわしく習いませんし、身内に歯科医師や歯科衛生士がいれば別かもしれませんが知らないことがたくさんあると思います。
私自身、歯科衛生士の学校にいくまでは「虫歯ができたら治療に行く」が普通だと思っていました。
子供のころのハッキリとした記憶があるわけではありませんが、
自分の歯が何本あるのかさえ知らなかったように思います😅
皆さんはどうですか?
私が歯科衛生士になって良かったと思うことのひとつに「口腔に関する知識がある」ということです。他の仕事を選択していたら今、私は間違いなく虫歯で治療している歯があったり、歯周病になっていたと思います。
40代後半に差し掛かった私が、ここ20年虫歯もなく(衛生士になりたての頃はちょっと虫歯が・・・😅)、40代の8割が「歯周病」といわれているこの日本で一切、歯周病の心配もなくいられるのは「口腔に関する知識がある」ことで、気を付けることができたからです。
▼これだけでも歯科衛生士になって良かったと思っています♪
本当の予防歯科とは何か?

結論からいうと少し前までの予防歯科や歯の定期検診は「早期発見・早期治療」のためと言われていました。でも、それは本当の予防ではありません。
本当の予防は「虫歯にならない・歯周病にならない」環境にお口の中を整えることです。
これが予防といえますか?
もし、虫歯ができたとしましょう。
虫歯の部分をとって詰めて「虫歯が小さいうちにみつかってよかったね。
今日で治療はおわりだよ。また、何かあったら来てね。」
何気ない歯科医院でのやりとりに思えるかもしれません。
でも、これではなぜ虫歯になったのかまったく分かりませんよね?
虫歯になった原因を突き止めて改善しなければまた虫歯になります。
せっかく定期検診に行っているのに、またはメンテナンスまでしているのに
虫歯ができて治す→小さいうちで良かった→また虫歯ができる・・・を
一生繰り返すことになります。

これが例えば内科で臓器だったら皆さんはどう思いますか?
原因も調べないで
「小さいけど、ここに悪いものがあるね。切って縫うね。
悪いところはとったから今日でおわりだよ。また何かあったら来てね。」
「はい、ありがとうございました」とはなりませんよね?
もし、何らかの手術が必要になったとしたら何か原因はあったのか、
手術しか方法はないのか、手術したら二度と再発しないか、
再発の可能性があるなら防ぐにはどうしたらいいか
お医者さんは説明してくれると思いますし、
自分でも質問して食事を気を付けたり運動したりできることをすると思います。
それなのに「歯」になった途端、根本的な予防をせず、悪くなったら削ってしまう。
どうしたら今後虫歯にならないのか説明もなく、患者さんも説明を求めない・・・
おかしいと思いませんか?
とは言え、徐々に本当の「予防歯科」が浸透してきているのも事実です。
虫歯や歯周病の原因を探る検査をして、リスクがあれば、どうアプローチしていくかアドバイスをもらい実践していく、それが本当の「予防歯科」です。
子供たちに後悔させない!親だからできること
高齢者の「やっておけばよかったこと」のランキングをみると、大抵は上位に「歯」に関することが入っています。

今、子育て真っ只中のパパママ世代の親に当たる年代の調査かなと思います。
上の表のような後悔のあるご両親に育てられているパパママさんは
もしかしたら子供のころから定期的に歯科医院で検診を受けたり
治療に通ったりしていてたかもしれませんね😊
私が勤務している歯科医院でも、たくさんのご高齢の方が治療やメンテナンスで通われていますが、
皆さん「もっと若い頃から気を付けていれば」「もう少し早く知っていれば」とおっしゃいます。
まさにその通りだと思います。
知らないことを気を付けたり改善したりするのってかなり至難の業ですよね?
でも、「知らなかったから仕方ない」で片づけて良いでしょうか?
私がこのブログで発信する目的を最初に書きましたが、私にできることは「伝える」ことだけです。
その情報をどう捉え、どう行動するかはパパママ次第です。
もし、この記事を読んでいるあなたの歯がきれいでトラブルがなければお子さんも同じようになったらいいなと思いませんか?
逆に、お口に自信がなければ自分と同じようにはしたくないと思いませんか?
子供や自分の口のこと、どれくらい知ってますか?

子供だけではありません、パパやママも今からご自分の口のことをよく観察してください。
まず、子供やご自分のお口の状態を知ることが予防の第一歩です。
お子さんのお口の中は今、どんな状態ですか?
乳歯は何本生えていますか?
永久歯は?
グラグラしている歯はないですか?
汚れの残りやすいところはどこですか?
そこは磨けてますか?
歯茎はどうですか?
お口はぽかんとあいていませんか?
きちんと噛めていますか?
子供への最高のプレゼントの理由

「早期発見・早期治療」は本来の予防とはいえないとか、
子供や自分の口のことをどれくらい知っているかとか書いてきましたが、
私が子供の頃に比べると今のお子さんは虫歯も少なく
歯磨きもきれいにできているお子さんが多いです。
それは今のパパママが子供のお口に関心を持ち、
自分たちから情報や知識を得る努力をして、
毎日、仕上げ磨きをしたり、おやつや飲み物を気を付けたりという
行動に移してきたその結果です。
子供が変わったのではなく、パパママさんが頑張っているんです!
高校生のときには虫歯で歯の神経をとり、
かぶせ物だらけの私にしたらうらやましくて仕方がないです!
パパママさんは立派です!
あと一歩踏み込むことで未来が変わる

先ほども書いたように今の子供たちは虫歯が少なく歯磨きもきれいにできていて昔に比べたらお口の中の環境は整っているように感じます。
一方で歯並びはどうでしょうか?
歯並びがガタガタだったり、かみ合わせに問題があったり...😢
実際、矯正治療の相談に来るお子さんも増えています。
そして、ほとんどのパパママさんが歯並びは「遺伝」だと思っているという事実があります。
遺伝の要素ももちろんありますがたったの3割といわれています。
ほとんどは小さい頃から正しいお口の習慣を身につけることで予防できるんです!
私がこのブログで一番お伝えしたいことは、正しいお口の習慣を知って、
お口を健やかに成長させるためにはどうしたら良いのか、
どう行動に移したら良いのかその方法をお伝えしたいです。
そして、健やかに成長したお口は
子供たちにとって一生涯にわたっての「最高のプレゼント」になります。
人生100年時代といわれる現代で、美味しく食事ができること、
入れ歯が外れる心配をしないで大きな口を開けて笑えること、
楽しく会話できることどれも健康なお口があってこそです!
今は小さくて可愛い盛りのお子さんだって自分たちと同じように年を取ります。
そして、きっとパパママに感謝すると思います。
「健康な口に育ててくれてありがとう」と。
最後まで読んでいただきありがとうございました💖
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