皆さん「xylitol=キシリトール」ってご存じですか?
最近はガムやタブレット、飴などに入っているのをよく見かけますね!
では、キシリトールは何が良いのか?どんな効果があるのか?はご存じですか?
美味しく食べられて虫歯も予防できるキシリトールは子育て奮闘中のパパママさんの強い味方になってくれます。子どもはもちろん大人にもおススメなキシリトールのすごい効果をまとめてみました。
キシリトールを上手に活用して虫歯予防していきましょう!
キシリトールの3つの効果

最近はよく耳にするようになった「キシリトール」
皆さんも何となく歯に良さそうなイメージはあると思います。
キシリトールは砂糖の代わりに使われる甘味料ですが、一体何からできているのか、体に害はないのかなどなど気になることを解説していきます♪
また、キシリトールガムといっても市販品と歯科専売品で含有量が違います。
キシリトールの正しい知識を身につけて商品を選ぶ際の参考にしてくださいね!
では、早速「キシリトールの3つの効果」から紹介していきます。
1.甘いのに虫歯の原因になる「酸」を作らない

キシリトールは自然界にも存在する甘味料です。甘いにもかかわらず虫歯の原因になる「酸」を作りません。
私たちの口の中には色々な菌がいますが、虫歯の原因となる細菌の代表が「ミュータンス菌」です。ミュータンス菌は糖分をエサに「酸」を作り出します。そして、この酸が歯の表面を溶かして虫歯ができます。ところが、キシリトールはミュータンス菌のエサにならないので「酸」が作られないんです!
しかも、エサにならないのでミュータンス菌の活動を弱めたり、減らす効果もあります。
2.唾液の分泌を促してくれる
キシリトールは糖アルコールの一種ですが、その糖アルコールの中でも一番甘いとされています。砂糖と同じくらい甘いのでその甘味が刺激となって唾液がたくさん出てきます。
また、ガムを嚙んだり、タブレットをなめることでも刺激となって唾液がさらに出てきます。
『噛む+甘味』このWの刺激で唾液の分泌が促されます。
唾液はお口の中を良い状態に保ってくれるのでたくさん唾液が出ることは虫歯予防にとても効果的です。

分泌が多いほど効果もアップ!
3.歯の汚れが落ちやすくなる!

ミュータンス菌はベタベタした物質を作り出して歯にべったりとくっつきます。そして、コロニーを作って、その中でどんどん酸を産生します。
キシリトールを摂取するとミュータンス菌は弱っていきますのでこのベタベタした物質を作れなくなって、歯にくっつく力も弱くなります。
その結果、お口の中のネバネバ感が減りサラッとした感じに変わってきます。
そして、お口に中がサラッとしてくると同時に、歯の表面に付いているプラーク(歯垢)もやわらかくなり歯ブラシで落としやすくなります。
\歯磨きを頑張ったご褒美に!/
歯磨きの後に食べてもOK
そもそもキシリトールってどんなもの?
キシリトールはいちごなどの果物や野菜の中にも含まれる自然界に存在する天然の甘味料です。分類的には糖アルコールと呼ばれるものに属しています。

ガムやタブレットに使用されているキシリトールは、主に白樺などの樹木から採取される成分を原料として生産されています!
カロリーは砂糖の約60%程度ですのでダイエット中の方や糖尿病の方にも良いですね。
参考:キシリトールは血糖値の上昇がゆるやか!アンチエイジングに期待
キシリトールの効果的な取り方
キシリトールは薬ではないので即効性はありません。
キシリトール100%のガムを1日4~5回、15分程度噛むと約2~3週間で虫歯菌(ミュータンス菌)が減り始めます。
1ヵ月くらい続けるとお口のネバネバ感が減り、サラッとした感じに変わったのを実感する方もでてきます。

筋トレも「3か月続けると変わってくる」っていうよね!
キシリトールも3か月くらい継続すると虫歯菌が減少したり
元気がなくなって虫歯になるリスクも下がるんだよ。
ただし、これはあくまでキシリトール100%のものを摂取した場合の話になります。
市販のキシリトールガムは、キシリトールの含有量は50%以下がほとんどです。キシリトールの含有量が少ないので1回に2粒で摂取回数も7~9回と多くなります。
1日に9回ガムを嚙むのって結構大変だと思いませんか?
キシリトール100%のものは市販品に比べると、やや値段が高いですが上記のことを考えるとかえって安上がりかと思います。
キシリトールを3か月以上、摂取すると一旦は虫歯菌が減りますが、摂取しないでいると、また増えてきます。継続できるようであれば、ずっと続けてください。
金銭的に厳しいなど、ずっとは難しいなという方は3ヵ月くらい続けて一旦お休みしてもOKです。また、お口の中が粘つくなとか、歯の面がざらつきやすくなったなと感じたら復活してみましょう。
副作用と注意点


欧米では安全が確保されていて「1日にどれだけ摂取しても良い食品」と位置づけされています。
ガムなどの裏を見ると記載されているように体質によってはお腹がゆるくなる方もいます。これは、キシリトールの腸の水分を吸収する働きによるものですので過剰摂取には気をつけましょう。
一回の摂取量を守り、1日4~5回に分けて摂取することになります。
お子さんが食べるときは年齢の確認もお忘れなく!2歳くらいから食べられるものが多いかなと思います。
そして、ペットを飼っている場合も注意が必要です。犬や猫にとっては有害で中毒症状を起こす危険があります。絶対にあげないでください。
キシリトールQ&A
キシリトールについてのよくある疑問をまとめてみますね!
1,歯磨きの前と後どっちに食べるのが効果的?
キシリトールは食後や寝る前の摂取がおススメです。
歯磨きの前か後かについては、どんな効果を期待するかによります。
歯磨きの効果を高める目的であれば、プラークがやわらかくなるので歯磨きの前がおススメです。
また、キシリトールにはカルシウムとくっつき再石灰化を促すという効果もあるので、歯を強くする目的であれば歯磨きの後が良いかもしれません。
ちなみに私は食後キシリトールガムを10分くらい嚙んでそのあと歯磨きをします。
食後は歯の表面が脱灰といって少し溶けたような柔らかい状態になっています。その柔らかい状態から元の硬い状態に戻ることを「再石灰化」といいますが、キシリトールや唾液には再石灰化を促す効果があります。再石灰化で硬い表面に戻った歯をフッ素入りの歯磨き粉で5~10分程度磨きます。
どういった効果を期待するかによりますし、絶対この時間に食べてくださいと決まっているわけではありませんが以上のことを参考にしてみてくださいね!
2,子どもや妊婦さんも食べて大丈夫?

どちらも大丈夫です。
お子さんは商品の適応年齢を確認してくださいね!タブレットもしくは、ガムを嚙めるようになったらガムでもOKです。
妊婦さんは虫歯菌を減らしておくと産まれてくる赤ちゃんへの虫歯菌の感染を抑えやすくなるので良いですね!お腹がゆるくなりますので取り過ぎは避けましょう。
3,キシリトールを食べたら歯磨きしなくてもいいの?
歯磨きはしっかりしましょう。キシリトールにはプラークをやわらかくして落ちやすくする効果はありますが、歯ブラシで磨かないとプラークは落ちません。
キシリトールはあくまでも補助的なものになります。
▼イヤイヤ期の歯みがきの参考に
4,市販のキシリトールではダメ?
「キシリトールの効果的な取り方」で書いたように、ダメではありませんがキシリトール100%のものに比べて個数や摂取回数が必要になってきます。もし、市販のキシリトール製品を摂取する場合は以下のことにも気をつけて選ぶようにしましょう。
・糖類が0gのものを選ぶ
せっかくキシリトールが入っていても虫歯菌のエサになる糖類が入っていては、あまり意味がありません。※~トール(ソルビトールなど)はOK
・酸性のものを含んでいない
果汁やクエン酸などは酸性の強さにもよりますが歯を溶かす危険性があります。

虫歯予防が目的の場合はキシリトール90%以上配合されているものを推奨するよ!
お子さんやご自分に合ったキシリトールを活用しよう!
虫歯予防に効果を発揮するキシリトールをぜひうまく活用してください。
キシリトールのタブレットは噛まずにお口の中でゆっくりと溶かすようにしましょう。ガムは15分程度噛んでください。
ただ、残念なことに味がすぐなくなるんですよねぇ・・・味のないガムを嚙むのが苦手な私は結構苦労します。最近は味が長持ちするタイプも歯科専売やネットでは出てきています。
味や値段も踏まえて続けやすい物がいいですね!
チョコやグミもありますので自分やお子さんに合ったものをみつけてみてください。お子さんにも「虫歯予防」と理解させ適切な量やタイミングであげるといいと思います。

口の中の滞在時間が長いガムやタブレットがやっぱりおススメ。
\お好きな味を探すのにぴったり/
味が長持ちするタイプも選べます!
最後まで読んでいただきありがとうございました💖
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