歯科衛生士ママが解説~子供の歯並びに影響する生活習慣

歯並び 生活習慣 子供の歯並び

今回はお子さんの歯並びに影響を与える「生活習慣」についてまとめてみたいと思います!

子供の歯並びは『遺伝:習慣=3:7』で決まると言われています!

ことり
ことり

「遺伝だと思ってた!」というパパママさん必見ですよ

▼子供の歯並びは『遺伝:習慣=3:7』

生活習慣や食生活を見直すことで、お子さんが自然にきれいな歯並びを手に入れられるとしたら嬉しいですよね!もし、矯正が必要になったとしても期間が短く済んだり、大人の歯を抜かなくて良かったりメリットしかないです。

今からお話しする「生活習慣」はパパママさんにぜひ知っておいてもらいたい内容になっていますので最後までお付き合いくださいね

歯並びに影響する「生活習慣」

気を付けたい「生活習慣」
  • うつ伏せ寝
  • 頬杖
  • 口呼吸、お口ポカン
  • 指しゃぶり
  • 唇をかむ、唇を吸う
  • 姿勢(猫背など)
  • 虫歯

うつ伏せ寝

お子さんの寝ているときの様子をみてみましょう。

寝相が悪いくらいにゴロゴロ動き回っていたり、仰向けで寝ていれば問題ありません。横向きの場合も寝返りを打っていれば、それほど心配いりません

うつ伏せ寝と横向きで同じ方ばかり向いているようであれば要注意です。

うつ伏せ寝の場合は顎全体、横向きの場合は下になっている方が圧迫され、歯並びや顎の骨格のゆがみを生んだり、成長を阻害したりします。

  • 寝返り防止クッションを使用する
  • バスタオルやタオルケットを丸めて体の側面に置く など

▼とっても可愛い「寝返り防止クッション」みつけました♪綿100%で赤ちゃんにも優しい

頬杖

うつ伏せ、頬杖、顎杖は顔の変形にもつながります!

頬杖もうつ伏せ寝と同じで顎に力がかかり歯並びや骨格のゆがみの原因になります。頭の重さは体重の約10%ですので、かなりの重さが顎にのしかかってくることになります!

見かけたら声掛け!

否定的な言葉は行動に移りにくいので「頬杖しないほうが、かっこよく(かわいく)なるよ」など前向きに。授業中などは本人に気を付けてもらうしかありません。

口呼吸、お口ポカン

口呼吸は風邪や鼻炎、アデノイドなどで鼻呼吸ができなくなることで起こりやすくなりますまた、唇や口輪筋(口の周りの筋肉)の力が弱くお口がポカンと開いているお子さんもいます。

特にTVやゲームなど何かに集中している時は要注意です

口が開いたままになっていると下あごや舌の位置が下がり、口の周りの筋肉も弛んでしまいます歯並びは唇や頬の筋肉と舌の力の中間に並ぶので、歯並びが乱れたり、出っ歯や開口(前歯がかみ合わない)などの原因になります。

ことり
ことり

お口ポカンには他にもこんな悪影響が!
・ぼんやりした顔つきや、下方向に垂れたような顔つきになる
発音が不明瞭になる
・食べ物の飲み込みがうまくできない、食事中くちゃくちゃと音がする
口が乾燥して虫歯や歯周病になりやすい
風邪などの感染症にかかりやすくなる    などなど

  • 鼻で呼吸できないようでああれば、まずは耳鼻科へ!
  • 口が開いていたら閉じるように優しく声掛け
  • 口を閉じるグッズの活用

私の勤務先の歯医者では「ポカンX(ポカンエックス)」を使用してもらっています。

\くわえるだけなのでお手軽/

「ポカンX」

▲手軽にお口ポカンを防げる「ポカンエックス」TVを見ながら、勉強しながらと「~しながら」できるので続けやすいです。1日30分以上使うようにしましょう

指しゃぶり

指しゃぶりは上の前歯が前に押し出され、下の前歯は内側に圧がかかります

指の他に、タオルや学童期になると爪、鉛筆などをかむ癖が見られる場合もあります。

前歯がかみ合わない「開口(かいこう)」や、歯並びがガタガタになる「叢生(そうせい)」などの原因になります。

指しゃぶりは乳幼児であれば無理にやめさせる必要はありません手をにぎってあげたり、手遊びをしたりとスキンシップを増やして指しゃぶりの癖がつかないようにしましょう。

4〜5歳頃までにはほとんど消失しますが歯並びのことを考えると3~4歳頃までにやめることが望ましいです。

3~4歳になっても続くようであればスキンシップに加えグッズをうまく取り入れると良いですね

  • 寝るときであれば、手を握ってあげる
  • 日中は手遊びや外遊びなどで気をそらす
  • 無理にやめさせたり、怒ったりしない
  • 幼児期になっても続くようであれば「かむピタ」などのグッズも検討
爪噛み防止の苦ぁーいマニキュア「かむピタ」

▼指しゃぶりのやめる時期や対策はこちら

唇をかむ、唇を吸う

唇をかむ癖は何かに集中している時や指しゃぶりの代わり、ストレスの解消に行われることが多いです。唇をかむ以外にも、唇を内側に吸い込むような場合もあります。

主に下唇に対して行われるので上の前歯が前に出て、下の前歯は内側に傾きます。逆に上唇をかんだり、吸う場合は、受け口になりやすくなります。

見かけたら声掛けしたり、会話をするなどして唇を離すようにしてみましょう

姿勢(猫背など)

普段の姿勢や食事中の姿勢も歯並びに影響を与えます。

例えば、猫背のお子さんは肩や下あごの筋肉に力が入りやすい傾向があります。その結果、下あごが後ろに下がり前歯のかみ合わせが深い過蓋咬合(かがいこうごう)になりやすくなります。

また、首が前にでているお子さんもよく見かけます。

この姿勢は下あごが後ろに下がり、口がポカンと開きやすくなります。

ぱっと見、出っ歯にみえるのですが、上の歯が出ているというより下あごが後ろにさがっているので出っ歯にみえるという感じです。

食事中の姿勢については猫背を気を付けることに加えて、足をしっかり床や台などにつけることが大切です。

※こちらは「食生活」の方でも詳しくお話していきます。

▲高評価!合わなければ全額保証(送料一部負担)公立小学校でも採用【子供の姿勢矯正】

虫歯

子どもの歯が虫歯になっても生え変わるから大丈夫と思っているパパママさんもいるかもしれません。

確かに小さな虫歯であれば大きくならないように気を付けたり、治療することで歯並びに影響することは考えにくいです。

でも万が一、虫歯が大きくなり穴があいたり抜くことになると話は違ってきます。隣り合う歯やかみ合う歯がなくなると、歯は寄り添う歯やかみ合う歯をさがして動きます。

そう!歯は動くのです!

虫歯の穴になった部分や抜いたところに隣の歯が寄ってきてしまい、後から生えてくる大人の歯が生えるスペースがたりなくなってしまいます!

日本歯科医師会テーマパーク8020へ

☝️こちらから入り、お口の病気を治療>口腔習癖(指しゃぶりなど)も参考にしてください

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ブログ村に参加してます!応援してくれたら嬉しいです▼よろしければポチっとおねがいします

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村
タイトルとURLをコピーしました