歯科衛生士ママが解説~子供の歯並びに影響する食生活

食生活 歯並び 子供の歯並び

今回はお子さんの歯並びに影響を与える「食生活」についてまとめてみたいと思います!

子供の歯並びは『遺伝:習慣=3:7』で決まると言われています!

ことり
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「ほとんど遺伝だと思ってた!」というパパママさん必見ですよ

▼子供の歯並びは『遺伝:習慣=3:7』についてはコチラ

生活習慣や食生活を見直すことで、お子さんが自然にきれいな歯並びを手に入れられるとしたら嬉しいすよね!もし、矯正が必要になったとしても期間が短く済んだり、大人の歯を抜かなくて良かったりメリットしかないです。

今からお話しする「食生活」はパパママさんにぜひ知っておいてもらいたい内容になっていますので最後までお付き合いくださいね

歯並びに影響する「食生活」

気をつけたい「食生活」
  • やわらかい食べ物が多い(繊維質なものが少ない、やわらかく煮込むなど)
  • 前歯で嚙み切ることが少ない(食べやすいように小さく刻むなど)
  • 噛み癖(右ばかりで噛むなど)
  • 足がぶらぶらしている(椅子で足が床についていない)
  • TVやYouTubeを見ながら食べる
  • 食事中に水分を一緒にとる(お水やお茶などの飲み物が食卓に置いてある) など

やわらかい食べ物が多い

お子さんの好きな食べ物は何ですか?

カレーにハンバーグ、パスタなどやわらかい食べ物が多いのではないでしょうか?


写真素材 food.foto

どれも美味しくて私も大好きなのですが、そんな私も子どものころに矯正しています

やわらかい食事は、かむ回数が減り筋肉が発育しなかったり、

刺激が足りず顎の骨が成長しにくくなります。

また、よく嚙まずに食べる習慣がついたりと良いことはありません

好きな物のほうがよく食べるから!」

そうなんですよね・・・

とくに食の細いお子さんや食べることに関心の薄いお子さんのパパママさんは体の成長を考えて好きな物でも、やわらかいものでも「何でもいいからたくさん食べてもらいたい」って思いますよね!

分かります!私もそうでした。

もちろんカレーやハンバーグを食べるなと言っているわけではありません。

ほんの少し工夫してほしいんです!

カレーに入れるお肉や野菜を大き目に切ってみたり、煮込みすぎずに少し歯ごたえを残したり。

ハンバーグやパスタなら付け合わせに繊維質の多い根菜や大き目に切った野菜を添える、一緒に食べるサラダをスティックサラダにする・・・

そんなちょっとした工夫が大切です。

そして、硬い食べ物というよりは「噛み応えのある食べ物」を選んであげましょう。

前歯で噛み切ることが少ない

ここが重要ポイントです。

「やわらかい食事はよくない」とか「たくさん噛みましょう」というアドバイスは子どもの歯並びのことを調べると、よく目にすると思いますし実際大切です。

でも、前歯を使いましょう」「前歯で噛み切りましょうってあまり聞かないんじゃないでしょうか?

ことり
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前歯は鼻の下まで根の長さがあります。

その前歯に刺激を与えることで口の周りだけじゃなく、

その上にある鼻や目元の印象まで変わってきます!

我が家の話になりますが、私はあまりお料理が得意ではありません。そして、ありがたいことに子どもたちは好き嫌いなく野菜も大好きです。

なので、我が家では子どもが食べやすいようにやわらかく煮込んだり、野菜が入っているのがばれないように小さく刻んだりというような手の込んだことはしていませんでした

それにも関わらず子どもは2人とも歯並びが悪くなってしまいました。

ただ、かたいものや噛みごたえのあるものを噛めば良いわけではないんです。

ことり
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「前歯をつかう」ことがこんなに大切だって知らなかったー!!

残念ながら私は子どもの顎を十分に育ててあげることができませんでした・・・

その失敗があるからこそ皆さんには声を大にして言いたい!

「前歯でかぶりついて噛み切ろう!」

前歯をしっかりと使うことで良い刺激が伝わり顎の発育や顔貌にも影響を与えます。

噛み癖

右ばかりで噛む、左ばかりで噛むと骨格や筋肉のゆがみに繋がります。左右バランスよく嚙むようにしましょう。

足がぶらぶらしている

食事の時に足がぶらぶらしていると踏ん張りがきかず、かむ力も入りにくくなります。

椅子の場合は足の置きのある子供用の椅子や踏み台などを活用したり、無ければ椅子に正座するようにしましょう。

我が家は長男が小さい頃は座卓に子供椅子でしたが少し足が床と離れていたので牛乳パックを3つくらいガムテープでくっつけて台にしてました。一時しか使わないので何かで代用できるなら、それで十分ですよ。

本なども高さ調整がしやすくて良いですが、ずれやすいので一長一短ですね。

細かく高さ調整できるものがおススメ!!奥行が調整できるかもチェック!

TVやYouTubeを見ながら食べる

これは食事に集中できず、だらだらと食べがちになります

食事を楽しみながらリズミカルによく噛んで食べるように心がけましょう。

また、TVなどの画面がお子さんの横や斜めにあると顔をそちらに向けて食べるようになるので顎や全身のバランスも崩れてしまいます

食事中に水分も一緒にとる

皆さんの食卓にはお水やお茶、またはジュースなどは置いていませんか?

私たちは食べるとき歯だけでなく、口を動かす筋肉を使っています。そして、唇や舌、頬を動かして唾液としっかり混ぜ合わせ飲み込みやすい状態にしてごっくんと飲み込みます。

この一連の動きを繰り返すことで、お口の周りの筋肉、唇や舌が鍛えられていきます。

ここに水が加わると水分で流し込んでしまうようになります。

あまり噛まなくても流し込めるので噛む回数が減ります

当然、筋肉を動かす回数も減ります

水分があると舌で唾液と混ぜ合わせたりする必要がなくなるので舌の動きも少なくなります

飲み込みやすいようにまとめなくても水分で流し込むので、この動作で使う唇、舌や頬などの力も必要なくなります。

使わないと当然、筋力も弱くなります

でも、これは改善するのが簡単です。

今日から食卓には水分を置かないようにしましょう。

これだけです

水分は食前や食後に!

パパママさんの行動で子どもの歯並びが変わる!

このような日常生活での悪い癖は、放置すればするほど歯並びや顔の成長に大きな影響を与えてしまいます。また、それだけに留まらず、全身的にも精神的にも影響を与える可能性があります

「そのうちやめるだろう」と安易に放置しないで、お子さんに優しく教えてあげてください。

そして改善できる習慣は早めに改善しましょう。

ことり
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これを機に普段の食事を見直してみましょう!

食べやすさ、好き嫌いを重視して小さく切っていませんか?お水やお茶と一緒に食べていませんか?

足がつくように工夫する・・・お水を食卓に置かない・・・パパママさんが少し気を付けることでお子さんの歯並びや顔つきまで変わってくることを知ってもらいたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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