こんにちは。まるです。
皆さんはお子さんの歯が何歳頃から、どんな順番で生えてくるかご存じですか?
「お友達がもう生えているのにうちの子はまだ」とか「なんか本数少ないような?」などなど心配に思うこともあると思います。
乳歯の生え変わりが遅いなど、歯医者でよく質問のある「子どもの歯の疑問」についてまとめてみました!
子どもの歯(乳歯)の疑問
乳歯は何本?いつ頃生えてくるの?
乳歯は全部で20本。
では、乳歯はいつ生えるか知っていますか?
乳歯はだいたい6~9か月くらいから生え始め、2歳半~3歳くらいで生え揃います。
ただし、かなり個人差がありますのでお友達より遅いからといって
心配する必要はほとんどありません。
まれに先天性欠如(せんてんせいけつじょ)といって、生まれつき歯の本数が少ない場合や癒合歯(ゆごうし)といって隣同士の歯がくっついて1本になっていることもありますので心配な場合は歯医者を受診してみましょう。
ちなみに、歯が少ない、多い、くっついてるなどは歯医者で働いていると割とよく見かけます。
そういう意味でもあまり不安を抱え込まなくて大丈夫です。
▼妊娠中や赤ちゃんが産まれたら気を付けたいことはコチラから
乳歯の生える順番は?うちの子遅いけど大丈夫!?
上 | 下 | |
乳中切歯 A | 7~11ヵ月 | 6~9ヵ月 |
乳側切歯 B | 9~1歳2ヵ月 | 9~1歳3ヵ月 |
乳犬歯 C | 1歳2ヵ月~1歳8ヵ月 | 1歳3ヵ月~1歳9ヵ月 |
第一乳臼歯 D | 1歳1ヵ月~1歳7ヵ月 | 1歳1ヵ月~1歳6ヵ月 |
第二乳臼歯 E | 2歳~2歳10ヵ月 | 1歳11ヵ月~2歳7ヵ月 |
あくまで目安ですが、
8ヵ月くらいから下の乳中切歯が生え始め、10ヵ月くらいで上の乳中切歯や下の乳側切歯、
1歳頃には上下それぞれ4本づつ計8本の前歯が生えます。
そのあとは1歳半を目安に最初の奥歯である第一乳臼歯が4本、2歳くらいに乳犬歯が
前歯と奥歯の間に生えてきて、2歳半頃には第二乳臼歯が生えて20本となります。
何度も言いますが生える時期、順番はかなり個人差がありますので参考程度に見てくださいね!
1歳を過ぎても歯が1本も生えてこない場合や3歳半~4歳になっても20本生え揃わない場合は歯医者さんでみてもらったほうが良いかと思います。
歯が生える順番が違う!?これって大丈夫?
「真ん中の歯じゃなくて隣の歯から生えてきた」など知っている順番と違うと不安に感じることもあるかもしてませんが生える時期に個人差があるように生えてくる順番も違うことがあります。
乳歯の生える順番が違うお子さんは2割程度いるといわれていますし、
ほとんどの場合は問題ないです。
前歯より先に奥歯が生えてきたなど極端に違う場合は先天性欠如や癒合歯なども考えられますので、一度歯医者でみてもらうと安心ですね!
歯がぜんぜん生えてこない!いつまで様子をみたらいい?
1歳を過ぎても歯が1本も生えてこない場合や3歳半~4歳になっても20本生え揃わない場合は歯医者さんでみてもらったほうが良いんだね!
でも、それ以外に歯医者でみてもらったほうがいい場合もありそう。
個人差があるからこそ、どんな場合に歯医者に相談したらいいか分かりにくいな。
歯が生えてくる時期や順番はかなり個人差があるので判断がむずかしいと感じるパパママさんのためにいくつかのパターンについてまとめてみますね😀
萌出遅延(ほうしゅつちえん)
まれに1歳を過ぎても歯が1本も生えてこない場合があります。
低体重児・早産などによって赤ちゃんの身体が未発達の場合や、
先天性疾患などが原因となりますが、3歳頃までには乳歯が生え揃うケースが多いです。
1歳を過ぎても歯が1本も生えてこない場合は一度、歯医者でみてもらったほうが安心です。
癒合歯(ゆごうし)
1本ずつで生えるはずの乳歯が、2本くっついた状態で生えてくることがまれにあります。
くっついているのでなかなか生えてこないという場合もあります。
ほとんどの場合は治療の必要はありませんが、
くっついている箇所に汚れが残りやすいので歯磨きは丁寧にしてあげましょう。
乳歯が癒合歯でも永久歯は2本ある場合と永久歯が1本少ない場合があります。
永久歯の数が気になる場合はレントゲンを撮ると分かります。
お子さんにもよりますが3~4歳くらいで嫌がらずにレントゲンが撮れると思いますので検診も兼ねてレントゲン撮影してもらうと良いでしょう。
先天性欠如(せんてんせいけつじょ)
妊娠9~12週くらいに、お腹の中の赤ちゃんには「歯胚(しはい)」という歯のタマゴのようなものが出来はじめます。
何らかの原因でこの歯胚がつくられず生まれつき歯の本数が少ないことがあります。
乳歯の先天性欠如は0.5%と稀ですが永久歯では10%くらいといわれています。
乳歯が少なくても永久歯も少ないとは限らないため、経過みていくことがほとんどです。
永久歯があるかどうかは永久歯の卵ができはじめるとレントゲンでわかりますので定期的に歯医者でチェックしてもらいつつ、適当な時期(卵ができる時期)がきたらレントゲンを撮って確認してもらいましょう。
過剰歯(かじょうし)
乳歯の本数が多い場合もあり、前歯にみられることが多いです。
普通の歯よりも小さいことがほとんどですが、永久歯の生え変わりの邪魔にならないかがポイントで、歯並びを悪くしたり、永久歯を溶かしてしまうようであれば早めに抜歯することを選択します。
過剰歯が生えてきた場合は一度、歯医者を受診することをおススメします。
また、埋まっていてレントゲンを撮ってはじめて気づく場合もあります。
エナメル質形成不全(エナメルしつけいせいふぜん)
歯の表面のエナメル質という硬い組織がうまく作られず、変色(白色~黄色~茶色)や欠けがみられる状態です。
硬い組織がなく脆い状態になっていますので、虫歯になりやすく、乳歯だけでなく永久歯にもみられます。
原因はママのお腹にいる胎児のときのビタミンD不足や遺伝などが原因ではないかといわれています。
特に近年、日焼け防止から日光に当たらないようにする人が増えていたり、
食事の変化に伴うビタミンD不足によりエナメル質形成不全が増加傾向にあります。
ただ、絶対に虫歯になるわけではなくフッ素塗布や丁寧な歯磨きで予防できますので
悲観的にならず対策していくことが大切です。
▼フッ素についてはコチラを参考にしてください
個人差があることを理解しつつ様子をみましょう
身体の成長と同じで歯も個人差があります。
心配のないことが多いですが歯の萌出の心配があるなしに関わらず、
歯が生えてきたらフッ素塗布や検診を兼ねて歯医者に定期的に通うことをおススメします。
歯医者に予防的に通うことが子どもの歯を守るのにとても有効です。
小さい頃から定期的に歯医者で検診をうける習慣がついていると、それがお子さんにとっての当たり前になります。
もちろん歯医者のほうでもお子さんの性格や成長、口の中の状況も把握できますし、パパママさんも相談しやすいですよね!
うちの子はもう高校生ですが美容室に行く感じで歯医者に行きます。
3~4か月に1回(年3~4回)検診と歯磨きのチェックやフッ素塗布、永久歯になってからは機械的なクリーニングをプラスしています。
赤ちゃんの頃から歯医者に行っていますし検診がメインで治療はないので
歯医者は「怖い」「痛い」という感覚も子供の時からありません。
もちろん虫歯は0本ですよ~!
話が反れてしまいましたが、赤ちゃんの歯のことをなんでも相談できるかかりつけの歯医者があると
パパママさんも安心だと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました💖