今回は歯並びにも影響を与える「指しゃぶり」のお話しです。
赤ちゃんが指しゃぶりしているのを微笑ましい気持ちで見ていたパパママやじいじやばあばも、歯が生えてきたり、子供が成長するとともに気になってくるのが「指しゃぶり」。
「このまま放っておいて大丈夫?」「いつまでに辞めさせたらいいの?」と不安になったり、なかには「親の愛情不足なんじゃないの?」と言われたという方もいるかもしれません。
心配しての言葉だとしても「私の愛情が伝わっていないのかな?」「さみしい思いをさせてるのかな?」と不安になってしまいますよね?
そんな時は自信をもって「違います!愛情は関係ありません」と言って大丈夫です。
指しゃぶりと愛情不足はまったく関係ないです。

赤ちゃんはママのお腹の中にいるときから、手や足の指をしゃぶっているよ。
お腹の中で赤ちゃんがはじめて「自分」の存在を認識する瞬間が「指しゃぶり」です。
なんだか神秘的ですよね。
でも、いつまでも指しゃぶりが残っていると歯並びへの影響が大きいのも本当です。

大人で指しゃぶりしている人、見たことないよ。
放っておいたらしなくなるんじゃないのかな?

ほとんどの子供が自然にやめるけど、癖みたいに残ってしまう可能性もあるよ。
私は19歳で指しゃぶりがやめられないという男の子に出逢ったことがありますが、
指を吸わないと眠れないそうで「やめたいけど、もうやめられない」と言っていました。

上顎が狭くて前歯も閉じなくて出っ歯。
左右アンバランスな歯並びだったよ。
指しゃぶりは必要?みんなするの?

お腹の中でも手や足の指をしゃぶっている赤ちゃん、産まれて1~2か月から自分で口に指を運んで吸う「指しゃぶり」をはじめます。そして3~4か月くらいになるとオモチャやタオルなどを舐めるようになります。
この指しゃぶりや物を舐めるなどの行動は手と口の連動運動を促進し、吸ったり舐めたりを繰り返すことで哺乳反射(原始反射)が消えて離乳へ移行する準備でもあります。
赤ちゃんはママのお腹の中で自分の手や足の指しゃぶりをすることで初めて自分の体の存在や形を認識します。舌の感覚は体の中でも感覚が鋭く、その刺激が脳を育てます。
産まれてからもしばらくは同じです。指やタオル、おしゃぶりなどをチュッチュと吸うことで脳の発育につながり哺乳反射から離乳へ移行する準備ができます。
授乳期の指しゃぶりは問題ないので無理にやめさせないようにしましょう。
ただし、離乳食後期~完了期で「離乳食が軌道にのっている」にも関わらず、指にタコができるほど指しゃぶりが習慣化しているようなら「おしゃぶり」のほうがまだマシです。
指しゃぶりはいつまでOK?おしゃぶりは?
もし、1歳を過ぎた後も「習慣的」に指しゃぶりが残っているようなら、おしゃぶりのほうが良いと思います。

指だったら吸いたいとき、いつでも吸えちゃう!
おしゃぶりは渡さなければ吸えないのでコントロールがしやすいという利点があります。
ただし、歯並びや舌の位置に影響を与えにくい「おしゃぶり」を選ぶ必要があります。
おしゃぶりを選ぶポイント
1,おしゃぶりの根元が薄いことが重要
指しゃぶりや、おしゃぶりで心配なのが「開咬(かいこう)」という奥歯をかみ合わせても前歯が閉じない歯並びや「出っ歯」になってしまうことです。


おしゃぶりの根元の部分が厚いと開口や出っ歯になりやすくなってしまいます。できるだけ根元の部分が薄くてやわらかい物がおすすめです。

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▼歯並びを悪くしないおしゃぶりの定番!!▼
2,舌を持ち上げるスペースがある形状や柔らかさに注目
スパウトなどと同様に舌を持ち上げるスペースがあるかどうかも重要になってきます。また、おしゃぶり部分が柔らかく舌で押しつぶせる物は赤ちゃんが起きていて、積極的におしゃぶりを吸っているときにおすすめです。ここの形状や硬さが適切でないと、舌が下に落ちてしまう「低位舌」になりやすくなってしまいます。
\積極的に吸っている時におすすめ/
▼付け根が薄く、吸う部分が柔らかい
こちらは寝ている時など、吸っていない時ははずようにしましょう。吸わない状態でくわえていると、かえって低位舌になる可能性が高くなります。
指しゃぶりが習慣化しなよう工夫する

1歳を過ぎたらすぐに「指しゃぶりを辞めさせなければならない」というわけではありませんし、たまに吸うくらいであれば問題ありません。
何度も言いますが、指にタコができるくらい習慣化している場合が問題になります。
その場合は「おしゃぶり」を活用するのも良い方法ですが、習慣化しないように工夫していくことも大切です。
寝るときであれば手をにぎるなどスキンシップが良いですね!日中であれば、手を使う遊びをする、外で体を使って遊ぶなど指しゃぶりしにくい遊びで習慣化を防ぐのはいかがでしょうか。
4〜5歳頃までにはほとんど消失しますが歯並びのことを考えると遅くても3~4歳頃までにやめることが望ましいです。
このような工夫をしても、なかなかやめられないようであればグッズの活用も検討しましょう。
指しゃぶりをやめさせたい!効果的なグッズ
なかなか指しゃぶりがやめられない場合は、専用のグッズや絵本を使うと効果的です。
絵本で指しゃぶりしたくなくなる!
指しゃぶりをやめたくなる絵本として有名な「ゆびたこ」。
指しゃぶりでできた「ゆびたこ」が大きくなり話しかけてくるお話しですが効果は絶大です。
\大人が読んでも怖い!?/
話の内容が分かる2歳半前後からおすすめです。関西弁で話しかけてくるゆびたこですが、面白おかしく読んでしまうと効果が薄いと思いますので、子供の恐怖心をくすぐるように読むことがポイントですよ♪

怖い!と思ってくれたら効果的

ゆびたこ、気持ち悪い!!
日本製の苦いマニキュアで指しゃぶりにサヨナラ!
こちらはオーガニック成分を配合した「苦いマニキュア」です。爪かみの癖が治らない息子さんのためにパパが一念発起し、50人のママたちの協力のもと作られた日本製のマニキュアです。
「子供に安心して使える物を」という思いで作られているベストセラー商品で、なんと今まで10万人以上の指しゃぶりや爪かみの癖をサポートしてきています!
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大人が舐めてもビックリの苦さだよ!
指を使うおもちゃや、外で思いっきり遊ぶ
指を使う遊びは指しゃぶりできない環境をつくるのにぴったりです。
\我が家もお世話になった/
指遊びの定番「ボーネルンドのルーピング」
こちらは対象年齢1歳~
指しゃぶり防止だけでなく、ビーズを動かすという単純な遊びのなかで、色や形、数、概念、想像力、動き、聴覚、視覚、触覚などを養い成長を促すことができます。決まったルールや間違い、正解が無いので遊ぶ人の想像が遊びを広げるとてもおススメの玩具です。
習慣的な指しゃぶりは歯並びへの影響大!

授乳期や離乳食期の指しゃぶりは成人嚥下へ誘導してくれる大切な役割があります。また、知覚の発達や手と口の協調運動を促すので積極的にさせたいところです。
ただし、その後はたまに指しゃぶりをする程度であれば心配いりませんが、「習慣」になっていたり、3~4歳になっても続いているようなら注意が必用です。
離乳食が進んで完了期に入るころになっても指しゃぶりしているようであれば、手を使う遊びや外遊び、グッズなどを活用して、少しづつ指しゃぶりをやめるように促していくと良いですね!遅くても3~4歳には辞められることが望ましいです。
▼歯並びに影響を与える「癖」は他にもあります。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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