今回は、知ってる人はいないだろうな~という「口育士」のお話しをしようと思います♪
まぁ、こんな感じの勉強をした人なんだなくらいに読んでもらえると嬉しいです。
口育士ってどんな人?
あなたは「口育士」って聞いたことはありますか?
ほとんどの人が首を横に振ると思います。
まず、読み方ですが「口育士」と書いて「こういくし」と読みます。

ウンウン・・・それで?

『口育士』は字のとおり「お口を育てる」勉強をした人のことだよ。

口を育てる?聞いたことがないよ~。
そんなあなたに
まずは、「口を育てる」ってどういうこと?という説明をさせてくださいね。
特に妊婦さん、子育て中のパパやママ、保育士さん、保健士さん、小児科の看護師さんなど子供の発育に携わっている方は参考になると思います。
口は自然に育たない?育たないとどうなるの?

あなたは「口を育てる」ということを意識したことはありますか?
私も子供を2人育ててきましたが「口の育て方」を教えてもらったことはありません。
妊娠中に近くの歯医者に定期検診にいきましたが、
産まれてくる赤ちゃんの口のことや歯についての話はありませんでした。
産婦人科で色々と赤ちゃんのお世話の仕方を教わったときも、
保健センターの子育てサロンや検診でも同じです。
授乳や離乳食の話はあっても「口の正しい育て方」はだれも教えてくれません。

身体の一部だし、わざわざ「育てる」というより自然に「育つ」んじゃないの?

そうだよね。
でも、正しく育つためには正しく使わないといけないんだ。
自然に育てば一番いいんだけど、現代ではむずかしくなってきてるよ。
口を正しく使うことは、歯並びを整え、口元がきれいに整うのにかかせません。『お子さんの口元を綺麗にしたい』と思ったら、正しく口を使うように導いていくことが必要になります。
生活様式や遊びの変化で「しゃがめない」子供が増えている

突然だけど、最近は「しゃがめない子供」が多いって知ってる?

うん。聞いたことあるよ。
生活様式が変わったことや
体を使って遊ぶことが減ったことが原因って言われているよね。

うん。一昔前までは何もしなくてもできていた「しゃがむ」という動作だけど、今はできない子も多くて、できるようにストレッチしたりするんだって。
しゃがめないとケガをしやすくなるらしいよ。
▼ベネッセ教育情報サイト2020/11/05
昔と今でこんなにも違う?! しゃがめない子どもが増えている理由と解決方法
そして、口もまさに同じ状態です。

正しく噛んで、正しく飲み込むことができない子供が増えている

ここまでのお話しで何となく予想がついている方もいるかもしれませんが、
現代の食事はやわらかい物が多く昔に比べて噛む回数が減っています。
スポーツや筋トレをしている方は分かると思いますが、使わないと筋肉は落ちていきます。
それは口のまわりや、顔の筋肉も同じです。

じゃ、かたいものを沢山たべたらいいんじゃない?

うんうん。それもひとつの方法だね!
でも、赤ちゃんは産まれてすぐ口を使うよね。

おっぱいやミルクを飲むからね。

そうそう!そこからもう
「口の成長」は始まっているんだよ。
そうなんです。
つまり、言いたいのは
授乳期からお口を育ててあげられると、とってもいいんだよな~ということなんです!
▼合わせて読んでほしい。「授乳期からの口育」については、コチラ
その子の成長に合わせて段階を踏みながら授乳や離乳を進めることで、口は育っていきます。
本来、使うべき筋肉をきちんと使ってあげることで
しっかり噛んで、正しく飲み込むことができるようになります。
「え?もう授乳期は終わっちゃったよ?」というパパやママ!まだまだ、できることはあります。
少しでも子供の口が育つように今から頑張りましょう。
▼食事や生活で気を付けられることはコチラを参考にしてください

むし歯は減ってるのに増えてるものは?

でもさ、最近のパパやママは子供の歯みがき頑張ってるよね?
子供の虫歯も少ない子が多いんでしょ?虫歯がなければ困らないんじゃないかな?

最近のパパやママは情報をしっかりキャッチして子供のために頑張ってるよ。
でも、虫歯がないことと、口を育てることはちょっと違うんだ。
口が正しく使われないと歯並びがくずれてしまう原因になるんだよ。
最近では虫歯は減ってきていますが、歯並びの悪い子供は増加傾向にあります。

でも、これはパパやママが悪いわけではないと思うんだ。
だって、情報がないんだから防ぎようがないじゃない?
- 口元や笑顔に自信がもてない
- コンプレックスになり得る
- 汚れやすいので虫歯や歯周病になりやすい
- かみ合わせが崩れやすいので顎関節症になりやすい
- 発音に影響がでることもある
- 噛みにくい(胃腸に負担がかかりやすい)
- 全身のゆがみの原因になることもある など
口が正しく育つメリット

お口を正しく使うことで口元だけじゃなくて鼻や目元の印象も変わるよ!

口がしっかり育つと端正な顔立ちになるってこと!?

口を正しく使うとカッコイイ&可愛い顔になる!
そして、歯並びがきれいになることで・・・
- 口元や笑顔に自信がもてない→おもいっきり笑える
- コンプレックスになり得る→自信が持てる
- 汚れやすいので虫歯や歯周病になりやすい→虫歯や歯周病のリスクが減る
- かみ合わせが崩れやすいので顎関節症になりやすい→顎関節症のリスクが減る
- 発音に影響がでることもある→きれいな発音
- 噛みにくい(胃腸に負担がかかりやすい)→しっかり噛める
- 全身のゆがみの原因になることもある→ゆがみの原因にならない
口育士のできること・やりたいこと

赤ちゃんや子供の口や歯を「しっかり使って本来の発育を促すと、たくさんの良いことがある」という事は何となく分かっていただけましたか?
口育士はそのためのお手伝いをすることができます。
とは言え、私は「口育士」としての経験は浅いので、自分の勉強も兼ねて必要としている方に情報をお届けできたらいいなと思っています。

知ることで変えられることもあるもんね!!

そうだよね!
「知ってたらそうしたのに」とか「知ってたら気を付けたのに」
っていうこと、結構あるよね。
私が口育士になるために勉強したことや、歯科衛生士として働いてきた経験をお伝えすることで、
あなたのお役に立てたらいいなと思います。
人生100年時代。
子供たちがおじいちゃん、おばあちゃんになっても
自分の歯で好きなものを食べて、
健康でハツラツとしていて、
大きな口でおもいっきり笑っていられますように・・・うん!それが一番の願いだな!!

最後まで読んでいただきありがとうございました♪