フッ素、上手に使えてますか?歯科衛生士ママおすすめの家庭用フッ素の選び方と使い方

フッ素 おすすめ 虫歯

皆さんフッ素はご存じですか?

今は市販のほとんどの歯磨き粉に入っていて耳にする機会も多いかなと思います。

「虫歯予防に効果的」という良いイメージもあれば「体に悪いのでは?」というあまり良くないイメージもあるのがフッ素かなと思います。

言葉は知っているけど、詳しいことは分からないというパパママさんのために「フッ素」についてまとめてみたいと思います。

フッ素入りの歯磨き粉は、厚生労働省が許可した効果や効能に有効な薬用成分が一定の濃度で配合されている、医薬部外品に分類されます。

ことり
ことり

市販のものだけでなく歯科専売のものも含めおすすめを紹介しちゃう!

また、パパママさんが使用する場合はフッ素だけでなく歯周病や口臭予防効果、歯の表面にある着色汚れを落とすホワイトニング効果などの薬用成分が添加されたものなど色々な種類がありますので、ご自分の口の悩みや目的に合ったものを選ぶようにすると良いですね!

そして、この記事を読んでも「やっぱりフッ素は使いたくないな」という方もいらっしゃると思います。そんな方にもおすすめの歯磨き粉なども紹介しますので最後までおつきあいくださいね🙏

それではフッ素について一緒にみていきましょう!

家庭で使えるフッ素の選び方

日本で初めてフッ素配合の歯みがき粉が登場したのは昭和23年のことです。今では9割の歯磨き粉にフッ素が配合されています。

お持ちの歯磨き粉の成分に「フッ化ナトリウム」または「モノフルオロリン酸ナトリウム」と記載されていればフッ素が配合されています。

まずはフッ素濃度をチェック

フッ素濃度が1,000ppm以上の歯磨き粉は、500ppm濃度が高くなるごとに6%虫歯予防効果が高くなるとWHO(世界保健機構)より発表されています。

ただし、大人と子どもでフッ素濃度に制限があるので年齢に適した濃度のものを使用することをおススメします。

6歳~大人は950ppm以上

950ppm以上のフッ素濃度の歯磨きは虫歯予防の効果が高いという統計がありますので、6歳以上であれば950ppmがおすすめですよ!

日本の歯磨き粉は最大1,450ppmまでフッ素を配合することが認められています。

中高生くらいになると950ppmか1450ppmか迷うところですが、体格で選ぶと良いかなと思います。

我が家は息子たちが痩せているので私の体重(46kg)と同じくらいになったのを目安に1450ppmにしました。高校入学してからなので16歳のときですね!迷ったときは、かかりつけの歯科医院で相談してみましょう。

\低研磨、低発泡、低香味!/

「チェックアップkodomo」

フッ化ナトリウム950ppm

\パパママさんにはこちら!/

「チェックアップスタンダード」

フッ化ナトリウム1450ppm

乳幼児は950ppm以下

フッ素濃度が高い方が虫歯予防には効果的ですが、高濃度のフッ素を歯の成長期に使用すると斑状歯(歯に白い斑点ができる症状)のリスクが生じるため、6歳未満であれば950ppm以下のものを選ぶようにしましょう。

パッケージにフッ素濃度が記載されているものはppmの値を確認して判別するか、もしくは「子ども用」と表記がある歯磨き粉を選びます。

\6歳未満のお子様におすすめ!/

「チェックアップkodomo500」

フッ化ナトリウム500ppm

チェックアップジェルの適齢期の表ですがフッ素濃度に迷ったら参考に(引用元:ライオン株式会社

\赤ちゃんの歯磨きに!/

チェック アップ「バナナ」500ppm

低研磨性・低刺激・低発泡のもの

研磨剤のたくさん入った歯磨き粉は、歯の表面や歯茎を傷つける可能性があります。

できるだけ研磨剤の入っていないものか、低研磨性で刺激の少ない歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。

また、発泡剤が多く配合されていると、泡が歯の表面や隙間などを隠してしまい磨き残しが多くなりやすい傾向にあります。

形状で選ぶ

チューブに入ったペーストタイプ、ジェルタイプ、泡で出てくるタイプなどがあります。好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

ペーストタイプ

一番ポピュラーで、種類も豊富です。チューブタイプなので使い勝手も良いのが特徴です。

▼フッ素配合の子供用歯磨き粉「クリニカkids」フッ素濃度は記載なしですが子供用なので安心です。市販のものはフッ素濃度の記載のない場合もありますので「子供用」を選びましょう!

ジェルタイプ

研磨剤や発泡剤が含まれないものが多く歯磨き粉の代わりに使用したり、歯磨きの後にうがいをしてからジェルを塗るのもおすすめです。

隠れ人気は「レモンティー」

「チェックアップジェル」

フッ化ナトリウム950ppm

\生後6ヵ月から使用可能/

6歳未満の乳幼児でも安心のフッ化ナトリウム500ppm

泡タイプ

泡タイプの歯磨き粉です。泡ですのでお口の隅々まで広がりやすくマイルドな使い心地です。歯磨き粉が苦手なお子さんにもおすすめです。

6歳以上であればOK!

「チェックアップフォーム」

フッ化ナトリウム950ppm

スプレータイプ

歯ブラシにシュッと数回スプレーして使います。フッ素が100ppmからあるので0歳からでもOKです。

▼「レノビーゴ」スプレーは0歳からOKのフッ化ナトリウム100ppmです。泡タイプは500ppmとなっています。昔はタコの絵がシュールでしたがパッケージも可愛くなってます!

フッ素洗口剤

こちらは歯磨きをした後にフッ素でうがいをするものになります。主に寝る前に使用します。フッ素洗口は虫歯の予防効果が歯磨き粉より高いですが歯科医院でのお取り扱いになりますのでかかりつけの歯医者で購入してくださいね!そのまま使えるタイプ水道水で希釈して使用するタイプがあります。保管方法も異なりますのでご家庭にあったものを使用しましょう。正しい使い方は歯科医院で確認してください。

フッ素はやっぱり使いたくない!という方におすすめの商品

フッ素は適量を適切に使用していれば安心と言われていますが、やっぱり不安というパパママさんもいると思います。「フッ素は使いたくないけど、できるだけ虫歯予防に効果的なものはないかな」とお探しの方におすすめのものをいくつかご紹介しますね😊

オーラルケア アパガードリナメル「ピカキッズ」

■プラークをつきにくくして、むし歯を予防します!
(1)ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトは、歯の表面についたミクロの傷を修復。
   歯面をなめらかにすることで、ステインやプラークがつきにくい状態にします。
(2)ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトはプラーク中に含まれる
   細菌(ミュータンス菌)を吸着。プラーク形成を抑制します。

■栄養(ミネラル)の行き渡った健康な歯を育てます!
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトのミネラルは、歯の内側まで浸透。
表層下脱灰部を再石灰化します。
その再石灰化効果は、フッ化物配合歯みがき剤と同等であることが確認されています。
(米国テキサス大学ヘルスサイエンスセンター、アメチ教授ら)

大人はこちら!私も大好きな歯磨き粉です。

\おススメです!/

「オーラルケア アパガードリナメル」

歯がツルツルになるので着色もつきにくくなる

CiオーラルPhバランサー

通常時は口の中は中性~弱アルカリ性に保たれていますが食後は酸性になります。
酸性になることで、歯が溶けやすくなります。


オーラルPhバランサーを使用することで口の中をアルカリ性に保つことができ、

虫歯などになりやすい酸性の環境を中和することができますよ!

重曹が配合されているのでブクブクうがいした後にそのまま歯磨きすると汚れも落ちやすくおすすめです。もちろん、うがいができればお子さんにも使えます!

▼私の愛用品はこちら

L8020乳酸菌チュチュベビーハミガキタイムジェル

L8020乳酸菌は健やかな構内環境を保ち続けている日本人の口腔内から発見された乳酸菌で悪玉菌の繁殖を抑えてくれると話題の乳酸菌です。チュチュベビーのハミガキタイムジェルは食品原料100%!殺菌剤・研磨剤・発泡剤不使用ですので安心です。6ヵ月の赤ちゃんから使用可能ですよ。

フッ素についてしっかり理解して家族に合った選択をしましょう

フッ素についてまとめましたがいかがでしたか?

歯科衛生士としてはフッ素は虫歯予防に効果的と考えていて我が家でもフッ素入りの歯磨き粉と洗口液を使用しています。

でも、口に入れるものですので不安というパパママさんの気持ちも分かりますし、できるだけ自然のものをと考えると悩むこともあります。

どの考えも間違っていないと思いますので、それぞれに合った方法で虫歯予防ができるといいですね

フッ素を使わないという選択をした場合は、やはり虫歯のリスクは高くなりますので、その分歯磨きを丁寧にしたり、食べるものや飲み物(特にお砂糖の入っているもの)の取り方には注意が必要になってきます。

▼キシリトールも虫歯予防に効果的ですよ!

かかりつけの歯科医院でフッ素は使用したくないことを伝え、何に気を付けたらベストなのか相談してみるといいですね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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