クラフトビールってどんどん身近になってきていますよね!あなたも一度や二度は飲んだことがあるんじゃないでしょうか。でも「クラフトビールとは?」と聞かれて答えられる人は少ないかもしれないですね。
私のイメージではクラフトビールは地ビールの地域性にビール職人さんのこだわりや想いがぎゅっと詰まっている感じでしょうか。この二つには明確な境界線はありませんがクラフトビールと呼ばれるようになった背景を知ることで、よりクラフトビールが楽しめるようになりますよ。
クラフトビールとは!意外な発祥地
今ではスーパーでも売られるようになって、日常的に目にすることも増えたクラフトビール。「地ビールをおしゃれに言ってるんでしょ?」と思っていませんか。
思ってたけど、何か?
何気なく使っている「クラフトビール」という言葉ですが、そんなちんぷな理由で産まれた和製英語ではないんです。ビールといえばドイツを思い浮かべる人も多いと思いますが、クラフトビールの発祥は1980年代のアメリカです。
現在、アメリカのマイクロブルワリー(小さな醸造所)の団体「ブルワーズ・アソシエーション」によると、小規模で独立した醸造所を「クラフトブルワリー」と定義し、伝統的な手法を用いて醸造されるビールを「クラフトビール」と呼んでいるんですって。もちろん伝統だけでなく、新しいスタイルを生み出すための革新的な副材料などを使うことで独自の味わいを作り出しています。
日本と同じように大量生産のビールが市場を占めていたアメリカでホームブルワリー・・・つまり、お家で作るビールが流行り、その延長線上で小さなブルワリー(醸造所)がポツポツとできはじめたそうです。
日本のクラフトビールとは?定義はある?
最初に地ビールとクラフトビールに明確な境界線はないとお話ししましたが、そもそも日本には「クラフトビール」の明確な定義はありません。
ただ、発祥地アメリカでの定義におおよそ合っていると考えていいと思います。
Otomoni地ビールってクラフトビールなの?
日本でクラフトビールの前身ともいえる「地ビール」が誕生したのは1994年の酒税法改正がきっかけです。当時、ビールの製造免許を取得するには最低の製造量が2,000キロリットルでした。それが改正され60キロリットルへと大幅に引き下げられたんですよね。その結果、それまで大規模な工場で大量生産するしかできなかったビールの製造が、小さな醸造所でもできるようになって「地ビール」ブームが起こりました。
観光地でよく見かけたよね
小規模で独立した醸造所で作られているという点ではクラフトビールと同じですが、当時の地ビールはハッキリ言ってあまり美味しくなかったんですよね。
高いのに・・・
まだ、ビールを飲み始めたばかりだった私は「これが違いの分かる大人の味なのね」なんて思っていましたが、お土産品としてのイメージも強かった地ビールはどんどん衰退していきました。
クラフトビールと地ビールの違いは?
「クラフトビール」という言葉が日本で使われ始めたのは2000年に入ったあたりからでしょうか。日本では「クラフト=職人が作り出す手工芸品」になぞらえたイメージも相まって浸透したクラフトビールという言葉。小さなブルワリーで丹精込められて作られた個性的なビールという意味で定着しつつあるような気がしますよね。
もちろん「地ビール」としてこだわりをもって作り続けているブルワリーもあり、こちらも昔流行った「観光地の高いけどおいしくないビール」とはまったく別物。そのビールを作るビール職人さんが地ビールと呼ぶかクラフトビールと呼ぶかの違いと言ってよいのではないでしょうか。
私たちビールを楽しむ人間からしたら正直「美味しければどっちでもいい」ですよね。なんでも白黒はっきりさせる必要はありません。境界線なんてなくっていいんです。
純粋にそのビールを楽しもう!
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クラフトビールは全てが個性的
クラフトビールはマイクロブルワリー(小さな醸造所)で、ビール職人さんが材料や副材料、醸造方法、さらにはラベルなど細部にまでこだわって作られているのが魅力です。
とにかくたくさんの種類があるのでお気に入りのクラフトビールを探すのも楽しいですよ。おすすめは今、話題のクラフトビールのサブスク「Otomoni(オトモニ)」です。自宅に居ながら全国のクラフトビールを楽しむことができるのでワクワク楽しめます。
色々飲み比べてあなたのイチオシのクラフトビールやブルワリーをみつけてみてください。
\とにかく飲んでみて!/
最後までお読みいただきありがとうございました。