あなたは自分や子供の歯磨きにどれくらい時間をかけていますか?
「歯磨き 時間」と調べると、色々な時間がでてきます。
昔はよく「3分磨きましょう」と言われていました。
最近では、「3分では短い。10分がベスト!」とか「長ければ長いほど良い」という先生もいます。
結論からいうと「時間なんて気にしなくていい」と私は思います。
今回はその理由をお話ししますね。
大事なのは磨けているかどうか

歯磨きはプラーク(時間が経って磨き残しが細菌の塊りになったもの)などの汚れを落としてきれいにすることが目的です。
例えば同じ3分磨いたとして、その人の歯ブラシの当て方や、動かし方、力加減や歯並びなどによって汚れ落ちは変わってきます。
なので「〇分磨いたらOK」と一概には言えません。
できるだけ短時間できれいに磨く!ポイントは3つ
私が以前、勤めていた歯科医院の先生は「夜だけでいいので歯磨きは30分以上しましょう」と言っていました。
一生自分の歯で食べるためと考えたら、全然無理な時間じゃないと・・・。
あなたは夜30分磨けますか?
私はその時、子供たちを保育園に預けて朝から18時まで勤務をしていました。お迎えに行って帰宅したら19時近く、そこからごはん支度をして、ごはんを食べさせて、お風呂に入れて・・・先生がその話をするたびに
「30分?簡単に言いますね~。先生は子供の手も離れていて、なんだったら子育て奥さんに丸投げ。家事もしないで仕事だけしてるから時間あるんだろうけど、みんな必死に働いて、子育てして、家事して・・・ヘトヘトだよ。そんなに磨けるわけないだろう(アホか)」と思いました。
それに、もし30分磨けたとしても大事なポイントをおさえていないとただの時間の無駄です。
今からお伝えする3つのポイントさえ押さえれば30分の歯磨きなんて必要ありません。

私は時間にすると5分くらい。寝る前はフロスを使うから7~8分かな。
40代だけど歯周病もないよ。
※糸ようじを初めて使う方は最初、少し時間がかかるかもしれませんので4分としてますが、慣れてくると短時間で出来るようになりますよ♪
ポイント1:歯と歯茎の境目に歯ブラシを軽く当てる

「歯磨き」なので『歯を磨く』と思いがちですが、『歯ぐきを磨く』気持ちで歯ブラシを当てると良いです。
一番汚れが溜まりやすく、歯周病の原因になるのが「歯と歯茎の境目の汚れ」です。
なので、ここの汚れをいかに落とすかが大事です。
ポイント2:力を抜いて優しく磨く

力を入れてゴシゴシ擦った方が汚れが落ちそうな気がするかもしれませんが、逆です。
毛先が開いてしまって汚れ落ちが悪くなってしまいます。また、ポイント1で歯ぐきに毛先を当てるようにお話ししましたが、毛先が開くほど力を入れてしまうと歯ぐきが傷ついてしまいます。
まずは鉛筆を持つように歯ブラシを持つようにすると力が和らぎます。それでも、ついつい力が入ってしまう方や男性の方は柄の遠くの方を持つようにすると力が入り過ぎるのを防ぐことができます。

「歯ぐきが毛先に圧迫されて少し白っぽくなるくらい」を目安にしてみましょう。
ポイント3:細かく(小さく)動かす
シャカシャカと小さく小刻みに横に動かして歯磨きします。
このLIONの動画より、ポイント1の図のように歯ブラシを斜め45度くらい歯ぐきのほうに傾けると毛先が「歯と歯の間」や「歯と歯茎の境目」に当たりやすくなります。
この3つのポイントに気を付けて歯磨きするようにしてください。
きれいに磨けたかどうやって判断する?チェック方法は2つ
上の3つに気を付けて磨いているつもりでも、実際に磨けたかどうかの判断がむずかしいのが歯磨きです。
それは、プラーク(歯垢)が白~薄い黄色で歯の色と見分けがつきにくいからです。
磨いたつもりでも汚れが残っていたら意味がありませんので、チェックの仕方をいくつかご紹介します。
舌でチェック
手っ取り早くて、道具を必要としない方法に「舌で歯の表面(上下、裏表すべて)を触ってみる」という方法があります。
きれいに磨けているところがツルツルなのに対して、汚れが残っているところはザラザラした感じがします。
そのザラザラしているところを、ツルツルになるまでもう一度磨くようにしましょう。
プラーク染色液で染め出してみる

いちばん確実でオススメなのが「染め出し液で汚れを染め出してみる」という方法です。
これは、汚れが確実に目で見て分かるので、磨き残しが確認しやすいです。
プラーク染色液の使用方法
- 歯垢染色液を2~3滴、口の中に垂らす
- 舌で歯全体に伸ばす
- 1~2回軽くゆすぐ※皮膚や服に付くと落ちにくいのではねないように注意
- 染まっているところを色が取れるまで磨く
綿球や綿棒につけて歯に塗る方法もありますが、つけにくいので上記の方法がオススメです♪道具もいらないのでお手軽ですよ!
\プラーク染色液で磨き残しを「見える化」/
汚れが見えるから効率よく歯磨きできる!
使うと歯磨きが楽になるのでオススメ!

歯ぐきや粘膜も赤っぽくなるから夜寝る前やお休みの日に使うといいよ。
マスク生活で気にならないならいつ使っても大丈夫!
うがいができるなら子供も使えます。親子で見せ合いっこしたり、どっちがきれいに磨けるか競争したりするとゲーム感覚で子供も楽しく歯磨きできますよ♪
歯と歯の間はデンタルフロス(糸ようじ)が必須 1日1回でOK

染め出しをして確実に磨いたつもりでも汚れが残ってしまう場所があります。
それが「歯と歯の間」です。
歯磨きで落とせる汚れは60%程度と言われていて、残りの40%は歯と歯の間の汚れです。デンタルフロス(糸ようじ)を使うと90%以上磨けますので1日1回、できれば夜の歯磨きの時に使用することをおススメします。
あなたが気になっている「口臭予防」のためにも必要ですよ。
\初心者の方や子供にも使いやすい!/
前歯にも奥歯にも使えるU字タイプがオススメ
糸ようじの使い方をしっかりマスターすると、磨き残しゼロも夢ではありません。
忙しいからこそ「効率よく確実に」歯磨きしよう!
虫歯ができて歯医者に通うとなると、時間もお金もかかります。削った歯はもう元には戻りませんし虫歯をつくらないに越したことはありません。
できるだけ効率よく歯磨きをして虫歯を防げたらいいと思いませんか?

疲れているとき、面倒なときは染め出しからスタートするのも手だよ。
\汚れが見えるから歯磨き楽々♪/
歯をきれいに磨くことは虫歯予防だけではなく、歯周病予防にもなります。
また、口腔内がきれいだとウイルスなどへの感染予防にもなるんですよ!
お口の中の問題だけでなく、全身の健康のためにもきれいに磨く習慣を身につけましょう。
時間ではなく「汚れが落ちたか」を意識して磨くことが、歯磨き上達の近道です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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